- freeeとマネーフォワード、どちらの会計ソフトを選ぶべきか迷っている
- 料金や機能の具体的な違いを知りたい
- 初心者にとってどちらが使いやすいか判断したい
- 将来の事業拡大も考慮した最適な選択をしたい

クラウド会計ソフトの2大巨頭であるfreeeとマネーフォワード、どっちを選ぶべき?と頭を抱えていませんか?
エクセル管理に限界を感じてクラウドソフト導入を決意したものの、freeeとマネーフォワードの2択で迷っている方は本当に多いです。「どちらも有名だけど何が違うの?」「初心者にはどっちがいいの?」といったお悩みをよく耳にします。



本記事では、筆者が両ソフトを実際に試用し、料金・機能・使いやすさなど10項目でfreee マネーフォワード 比較を徹底的に行います。これを読めばあなたにピッタリのソフトが見つかります。
比較前に知っておこう:freeeとMFクラウド確定申告の基本概要
詳細なfreee マネーフォワード 比較に入る前に、まずは両サービスの基本的な特徴とコンセプトを整理しておきましょう。どちらもクラウド会計ソフトの代表格として多くの個人事業主や中小企業に利用されています。
注意: 料金プランや機能は変更される可能性があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
使い方: 各セクションをタップすると詳細情報が表示されます。
freee(フリー)会計とは?(特徴・シェア・初心者向けUI)


freee会計は「簿記知識ゼロでも使える」をコンセプトとした会計ソフトです。最大の特徴は質問に答える形式で帳簿付けができる独自のUIで、「いつ」「何に」「いくら」といった簡単な質問に答えるだけで自動的に仕訳が作成されます。


また、freee株式会社が運営するクラウドサービスで、クラウド会計のシェアは業界ナンバーワン※です。
※リードプラス「キーワードからひも解く業界分析シ リーズ:クラウド会計ソフト編」(2022年8月)
freee会計の強み
- 初心者でも迷わない設計
- 税理士検索機能
- 給与計算freeeとの連携など、バックオフィス業務を一元化できる点
マネーフォワード クラウド確定申告とは?(特徴・シェア・従来型UI)


マネーフォワード クラウド確定申告は「従来の会計ソフトに近い操作感で高度な機能も搭載」したサービスです。
仕訳帳や総勘定元帳など、簿記の基礎知識がある経験者には馴染みやすいインターフェースを採用しています。
東証プライム上場企業である株式会社マネーフォワードが運営し、MFクラウドシリーズの一つとして提供されています。自動仕訳の精度の高さや細かいカスタマイズ性に定評があり、個人から法人まで幅広いユーザー層に支持されています。経理担当者や税理士からの評価も高く、プロ仕様の機能を求める方に人気のサービスです。



初心者なので、freeeには若干ハードルを感じてます。



まあそうやろうね。でも、経理経験がある人からはマネーフォワードのほうが使いやすいって声もあるで。
【比較①】料金プランの違い – コスト重視ならどっち?
最重要比較ポイントの一つである料金について明確に比較してみましょう。
個人事業主向けプランを比較(年間費用・無料プランの有無)
コスト重視でクラウド会計ソフトを選ぶなら、料金が最重要比較ポイントです。安い方を知りたい読者のために、両サービスの月額料金を徹底比較します。
📊 個人事業主向けプラン料金比較
サービス | プラン名 | 月額料金 | 無料期間 |
---|---|---|---|
マネーフォワード | パーソナルミニ | ¥900 | 1ヶ月 |
マネーフォワード | パーソナル | ¥1,280 | 1ヶ月 |
freee | スタータープラン | ¥980 | 1ヶ月 |
freee | スタンダードプラン | ¥1,980 | 1ヶ月 |
無料プランの違い
🆓 無料プラン比較
法人利用時の料金差(将来法人化する場合も考慮)
将来の法人化を考える方向けに
🏢 法人プラン料金比較
個人向けならマネーフォワードの方が安価です。ただし金額差はそこまで大きくないため、機能面や使いやすさなど他要素も考慮して選択することが重要です。コスト重視なら永続無料プランがあるマネーフォワードが有利といえるでしょう。
詳細プラン情報
$ 詳細料金プラン
法人プランでは、freeeの「ひとり法人プラン」とマネーフォワードの「スモールビジネスプラン」(月額5,980円・年額53,760円)があります。
【比較②】基本機能の違い – 確定申告に必要な機能は?
両ソフトの提供機能を比較し、確定申告作業に必要な機能が十分揃っているかを確認しましょう。
日々の記帳・自動仕訳はどちらが便利か
日々の記帳・自動仕訳はどちらが便利か
● アプリでレシート撮影→自動データ化
● 家計簿的UIで迷わない設計
● Receipt BOXアプリでレシート処理
● 仕訳の複製機能など細かい編集可能
銀行・クレジットカード連携は両者とも主要金融機関を網羅しており、自動取得が可能です。自動仕訳についてもfreeeは学習機能があり仕訳ルールを提案、マネーフォワードもルール登録可能です。
レシートOCR機能では、freeeはアプリでレシート撮影→自動データ化、マネーフォワードは「Receipt BOX」アプリで同様の機能を提供しています。
操作感の違いとして、freeeは家計簿的UIで迷わない設計、マネーフォワードは仕訳の複製機能など細かい編集が可能な点があります。
確定申告書類の作成機能と対応範囲(青色65万控除対応など)
両ソフトとも青色申告決算書・確定申告書B・消費税申告書など主要な申告書類に対応しています。
違いとして、freeeは初心者向けに質問に答えていけば申告書が完成するウィザード形式があり、マネーフォワードは日々の入力データから自動で帳票に反映されるが、UIは税務署の書類フォームに近いスタイルです。
65万円控除に必要な要件(複式簿記・電子申告)についても、両者ともe-Tax連携が可能です。







どちらもあんまり差がなさそうですね



確定申告書作成に関して機能面で大差はないで。どちらも税制改正にもアップデート対応し、安心して申告可能や!!
【比較③】操作性の違い – 初心者の使いやすさは?
両ソフトのユーザーインターフェースや操作感の違いを比較してみましょう。
UI/画面の特徴(freeeはガイド付き、MFは帳簿形式等)
freeeは初回利用時にチュートリアルが流れ、日々の取引登録も「売上の入力」「経費の入力」と自然言語に沿ってナビゲーションされるUIです。質問形式で入力させるUIで初心者フレンドリーな設計になっています。


マネーフォワードはメニューに「仕訳帳」「総勘定元帳」等があり、会計知識を前提とした表現が出てくるため最初は戸惑う場合があります。ただし、自分で科目を選んで仕訳入力するUIは直接的で、経験者には馴染みやすい設計です。


完全初心者にはfreeeの方が取っ付きやすいとされますが、慣れればマネーフォワードも十分使いやすく、UIの好みで選ぶのも一つの選択肢です。
モバイルアプリの有無・使い勝手




モバイルアプリの使い勝手
スマホだけで全て完結させるならfreeeの方が分があるかもしれません
【比較④】連携サービスの違い – 対応金融機関や他サービス連携
会計ソフト単体の機能だけでなく、他システムやサービスとの連携面を比較しましょう。
銀行・クレカ連携数、レシートOCRや他社システムとの連携差
金融機関連携では、freeeが約5,000社以上、マネーフォワードは約2,600社以上の連携が可能とされています。大手銀行・主要クレカは両者とも網羅していますが、一部の地方銀行や電子マネーで差がある場合があります。
他社システム連携として、freeeはAmazonビジネスとの連携やSlack通知など細かな機能があり、マネーフォワードはAPI公開でエンジニアが自由に連携開発可能です。
税理士との共有では、freeeは「認定アドバイザー検索」があり地域の税理士紹介が可能、マネーフォワードも顧問招待機能があります。
どちらも連携は充実しており、特殊なケースを除いて大差はありません。


【比較⑤】サポート体制の違い – 困ったとき頼れるのは?
利用中に困った際のサポートの手厚さを比較してみましょう。
チャット・メール対応状況(両社共通点)
freee・マネーフォワードともに契約ユーザーならチャットサポートが利用可能です。チャット対応時間は両社とも平日の営業時間内で、返信までの速度も数分〜数十分程度と、初心者の基本質問にも丁寧に答えてくれます。
メールサポートもあり、夜間や休日は問い合わせフォームから連絡→後日回答が来る仕組みは両者共通です。ヘルプページ/FAQも公式サイトに充実しており、基本的な質問は検索すれば答えが見つかる場合が多いのも共通点です。
電話対応はfreeeのみ対応、税務相談サポートが必要かで選択を
重要な違いは電話サポートの有無です。freeeには電話サポートがある(上位プラン利用者向け)一方、マネーフォワードは全プランで電話対応がありません。
電話サポートの利点は直接話せる安心感、細かいニュアンスを伝えやすいことで、簿記や税務知識が全くない初心者には心強いサポートです。ただし電話は営業時間内のみで混雑時はつながりにくいケースもあります。
電話サポートまで欲しいならfreeeですが、その分高プランになります。チャットで十分なら両者に遜色はありません。
重要な違い:電話サポート
初心者には安心感のある直接対話が可能
チャット・メールのみでの対応
【比較⑥】導入実績と信頼性 – みんな使ってるのは?
ユーザー数・シェア比較(市場シェアや伸び率のデータ)
freeeとマネーフォワードはクラウド会計ソフト市場の2強として激しくシェア争いを続けています。両者とも東証上場企業であり、資本力・開発力があり今後もサービス継続性が高い安心感があります。
freeeは近年利用者を急増させており、ARR成長率も高い傾向にあります。マネーフォワードも利用者数を着実に伸ばしており、どちらもトップクラスの導入実績を誇っています。
※MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2025年3月末)」をもとに執筆者作成



弥生が1位なのが意外です。



年配の人は弥生しか使えなかったりするからね。でも、今後は間違いなくfreeeとマネーフォワードの二択になると思うよ。
評判・口コミ傾向(初心者評価は?上級者評価は?)
ITreview等の口コミサイトでは、両者とも4点台の高評価を得ています。どちらも評判は良いが、freeeは初心者安心系、マネーフォワードは機能充実系として評価される傾向があります。
【比較⑦】拡張性・他機能 – 給与計算や請求書発行も必要?
会計・確定申告以外の付随機能やサービス連携について比較しましょう。
人事労務や請求書管理など周辺機能の違い
freeeは人事労務freee(給与計算・年末調整等)や会社設立freeeなど多機能なエコシステムがあります。会計ソフト単体で見積・請求・納品書発行など基本的なことも可能で、オプションで給与計算なども利用できます。
マネーフォワードもMFクラウド給与や請求書、経費など各種プロダクトがあり、トータルでバックオフィス業務をカバーできます。ただし、経費精算は別料金サービスなので単体ではfreeeほど包括的ではありません。
freee vs マネーフォワード プロダクトラインナップ比較
プロダクト・機能 |
■ freee
オールインワン型
|
■ マネーフォワード
モジュール選択型
|
---|---|---|
会計ソフト |
●
|
●
|
給与計算 |
●
人事労務freee
|
●
MFクラウド給与
|
請求書管理 |
●
freee内包
|
●
MFクラウド請求書
|
経費精算 |
●
freee内包
|
●
MFクラウド経費
|
勤怠管理 |
●
人事労務freee
|
●
MFクラウド勤怠
|
マイナンバー管理 |
○
基本機能のみ
|
●
MFクラウドマイナンバー
|
会社設立支援 |
●
会社設立freee
|
×
対応なし
|
開業支援 |
●
開業freee
|
×
対応なし
|
マネーフォワード:給与・請求・経費など個別選択できるモジュールタイプ
どちらも確定申告以外の管理業務も一元化できるプラットフォームですが、freeeはオールインワン型、マネーフォワードはモジュール選択型という違いがあります。
【比較⑧】セキュリティ・障害対応 – 大事なデータを守れるか
クラウドサービス利用において重要なセキュリティ面やデータ保全対策について比較します。
データバックアップや2段階認証、障害時の対応
データセキュリティ・障害対応
どちらを選んでも安全面の心配は不要です
安心してご利用いただけます
【比較⑨】それぞれおすすめの人は?向き不向きを整理
両サービスの向き不向きを明示し、読者が自分にはどちらが合うか判断しやすくします。
【比較⑩】迷ったらどっち?選び方のポイントQ&A
ここまでのfreee マネーフォワード 比較でも決めきれない読者に向けて、Q&A形式で残りがちな疑問を解決します。
- 初心者はどっちを選ぶべき?
-
全くの初心者にはfreeeがよりおすすめとよく言われます。freeeは簿記の知識がなくても質問に答えるだけで入力できる設計のためです。一方、マネーフォワードは多少簿記用語に触れるので、最初は戸惑うかもしれません。ただし本記事で比較したように機能面は両社遜色なく、慣れればマネーフォワードでも問題なく使えます。極端に不安であればfreeeから試し、物足りなければマネーフォワードに乗り換えるという選択肢もあります。
- 税理士に頼むならどちらが連携しやすい?
-
実はどちらでも大丈夫です。freeeもマネーフォワードも多くの税理士事務所で導入されており、データ共有機能が整っています。税理士によってはfreee派・マネーフォワード派がありますが、最近は両方対応可能な方も増えています。強いて言えばfreeeは税理士検索機能があって顧問探しがしやすく、一方マネーフォワードは税理士とデータ共有しながら自分も入力を続ける運用がしやすいという特徴があります。
まとめ:あなたに合った会計ソフトで賢く確定申告を始めよう
freeeとマネーフォワードはいずれも優秀な会計ソフトで、大きなハズレはありません。本記事のfreee マネーフォワード 比較ポイントを踏まえ、自分に合う方を選べば間違いないでしょう。
簿記知識ゼロでも直感的に操作できるUI設計
従来の会計ソフトに近い操作感で高度な機能も搭載
筆者個人としては、将来的な拡張性やコスト面でメリットの大きいマネーフォワードクラウド確定申告をおすすめします。もし迷ったら無料で試せるので、まずはマネーフォワードを体験してみてはいかがでしょうか。



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