確定申告の時期が近づくと、「どの会計ソフトを使えばいいの?」と悩む方が増えます。個人事業主やフリーランスに人気のクラウド会計ソフトといえば、freeeとマネーフォワード クラウドの2強。本記事では、2027年最新の情報をもとに、両サービスを徹底比較します。
freeeとマネーフォワードの基本情報
freee会計とは
freee(フリー)は、2013年にサービスを開始したクラウド会計ソフトです。「スモールビジネスを、世界の主役に」をミッションに掲げ、会計知識がなくても使える直感的な操作性が特徴です。確定申告機能に加え、請求書発行、経費精算、給与計算などの機能も提供しています。
2026年にはChatGPTアプリ「freee確定申告」を提供開始し、AIによる確定申告サポートをさらに強化しています。
マネーフォワード クラウドとは
マネーフォワード クラウドは、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」で知られるマネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードとの連携数の多さが強みで、個人事業主向けの「確定申告」から法人向けの「会計」まで幅広いプランを提供しています。
2026年には「AI確定申告」β版を提供開始し、AIによる自動仕訳の精度をさらに向上させています。
料金プラン比較
freeeの料金プラン(個人事業主向け)
- スターター:月額約1,500円前後(年額プランで割安に)— 確定申告書の作成・提出が可能
- スタンダード:月額約2,700円前後(年額プランで割安に)— レシート撮影、消費税申告対応
- プレミアム:年額約40,000円前後 — 電話サポート付き
マネーフォワード クラウド確定申告の料金プラン
- パーソナルミニ:月額約1,100円前後(年額プランで割安に)— 基本的な確定申告機能
- パーソナル:月額約1,400円前後(年額プランで割安に)— 請求書・経費精算も利用可能
- パーソナルプラス:年額約39,000円前後 — 電話サポート付き
料金面のポイント:最低限のプランで比較すると、マネーフォワードの方がやや安価です。ただし、機能面での違いがあるため、料金だけで判断するのは避けましょう。両サービスとも無料のお試し期間がありますので、まずは実際に使ってみることをおすすめします。
機能比較:6つの重要ポイント
1. 操作性・使いやすさ
freee:会計知識がなくても使えることを重視した設計。「取引」という概念でシンプルに入力でき、簿記の知識がゼロの方でも直感的に操作できます。ガイド機能やチャットサポートも充実しています。
マネーフォワード:従来の会計ソフトに近い設計で、簿記の基本知識がある方にはなじみやすいインターフェースです。仕訳入力画面が充実しており、経理経験者には使いやすく感じるでしょう。
結論:会計初心者はfreee、簿記の知識がある方はマネーフォワードが使いやすい傾向があります。
2. 銀行口座・クレジットカード連携
freee:主要な銀行・クレジットカード・電子マネーに対応。連携数は約3,000以上。
マネーフォワード:連携数は約2,500以上。家計簿アプリで培った連携技術が強み。
結論:どちらも主要な金融機関には対応しており、実用上の差はほぼありません。
3. AI自動仕訳
freee:取引データから勘定科目を自動提案。2026年にChatGPTアプリとの連携を開始し、自然言語での質問に対応。
マネーフォワード:AIが過去の仕訳パターンを学習し、使うほど精度が向上。2025年からAI確定申告β版を提供開始。
結論:どちらもAI機能を積極的に強化中。現時点では大きな差はありません。
4. 確定申告書の作成
freee:質問に答えるだけで確定申告書が完成する「ステップ入力」方式。会計知識がなくても、画面の質問に「はい」「いいえ」で答えるだけで申告書を作成できます。e-Tax連携にも対応。
マネーフォワード:日々の記帳データをもとに確定申告書を自動生成。青色申告決算書や収支内訳書の作成にも対応。e-Tax連携にも対応しています。
結論:freeeの「質問に答えるだけ」方式は、特に初めての確定申告で安心感があります。
5. レシート読取(OCR)
freee:スマホアプリでレシートを撮影すると、金額・日付・取引先を自動読取。ファイルボックス機能で証憑書類を電子保管でき、電子帳簿保存法にも対応。
マネーフォワード:同様にスマホでレシート撮影が可能。読取精度は年々向上しています。電子帳簿保存法対応のオプションも利用可能。
結論:レシート読取機能はどちらも実用的なレベルに達しています。
6. サポート体制
freee:チャットサポート(全プラン)、メールサポート(全プラン)、電話サポート(プレミアムプランのみ)。税理士検索サービス「freee税理士検索」も提供。
マネーフォワード:チャットサポート(全プラン)、メールサポート(全プラン)、電話サポート(パーソナルプラスのみ)。
結論:基本的なサポート体制は同等です。電話サポートが必要な方は、いずれも上位プランの契約が必要です。
freeeがおすすめの人
- 会計・簿記の知識がない方:質問形式で操作できるため、専門知識なしで使える
- 初めて確定申告をする方:ステップ入力で迷わず申告書を作成できる
- スマホ中心で作業したい方:スマホアプリの完成度が高い
- 請求書発行も一元管理したい方:freee請求書との連携がスムーズ
- とにかくシンプルに使いたい方:操作がわかりやすく、迷いにくい
マネーフォワードがおすすめの人
- 簿記の基本知識がある方:従来の会計ソフトに近い操作感で効率的に使える
- コストを抑えたい方:最安プランがfreeeよりやや安い
- 複数の金融機関を利用している方:連携の安定性に定評がある
- 給与計算も一括で行いたい方:マネーフォワード クラウド給与との連携がスムーズ
- 将来的に法人化を考えている方:法人向けプランへのスムーズな移行が可能
法人向けプランの比較
法人の場合は、それぞれの法人向けプランを利用します。
freee会計(法人向け)
- ミニマム:月額2,980円〜
- ベーシック:月額5,980円〜
- プロフェッショナル:月額39,800円〜
マネーフォワード クラウド会計(法人向け)
- スモールビジネス:月額3,278円〜
- ビジネス:月額5,478円〜
法人向けでは、決算書作成、部門別管理、予実管理などの高度な機能が追加されます。法人の規模や必要な機能に応じてプランを選択しましょう。
弥生会計との比較
freeeとマネーフォワードの2強の他に、弥生会計オンラインも人気があります。簡単に比較すると:
- 弥生の強み:初年度無料プランがある。白色申告なら完全無料。電話サポートが手厚い。国内シェアNo.1の実績。
- 弥生の弱み:UIのモダンさではfreee/MFに劣る。AIの活用度ではやや遅れ。
※料金は変更される場合があります。最新の料金プランは各サービスの公式サイトでご確認ください。
コスト最優先なら弥生、使いやすさ優先ならfreee、機能の網羅性ならマネーフォワードという選び方が一般的です。
乗り換え時の注意点
他の会計ソフトからfreeeやマネーフォワードに乗り換える際は、以下の点に注意しましょう。
- データ移行:どちらもCSVインポートに対応しているため、既存のデータを移行できます。freeeは弥生やMFからの移行ツールも用意しています。
- 切り替えのタイミング:年度の切り替わり(1月)に合わせて乗り換えるのがスムーズです。年度途中での乗り換えはデータの整合性に注意が必要です。
- 税理士との連携:顧問税理士がいる場合は、税理士が使い慣れているソフトを選ぶのも重要なポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q1. freeeとマネーフォワード、結局どちらがおすすめですか?
A. 一概には言えませんが、会計知識がない初心者にはfreee、簿記の基本がわかる方にはマネーフォワードがおすすめです。どちらも無料お試し期間がありますので、実際に両方を試してみて、自分に合う方を選ぶのが最善の方法です。
Q2. 無料で使えるプランはありますか?
A. freeeは30日間の無料お試しがあり、マネーフォワードも1か月間の無料お試しがあります。ただし、確定申告書の出力や一部機能は有料プランでのみ利用可能です。完全無料で確定申告まで行いたい場合は、弥生の白色申告オンライン(フリープラン)を検討してください。
Q3. 途中でfreeeからマネーフォワード(またはその逆)に乗り換えられますか?
A. はい、乗り換えは可能です。どちらもCSVインポート機能があるため、過去のデータを移行できます。ただし、年度の途中で乗り換えるとデータの整合性が取りにくくなるため、年度の切り替わりに合わせて乗り換えることをおすすめします。
Q4. 確定申告だけ使いたい場合、年間契約は必要ですか?
A. freeeもマネーフォワードも月額プランがあるため、確定申告の時期だけ契約して利用することも可能です。ただし、月額プランは年額プランより割高になります。日々の記帳を行い、年間通じて利用する方が、確定申告時の作業が格段に楽になるため、年額プランでの継続利用をおすすめします。
関連サービス
確定申告をスムーズに進めるために、以下のクラウド会計ソフトの活用をおすすめします。
freee会計
スマホアプリで簡単に確定申告ができるクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードとの自動連携で、経費の入力を大幅に省力化できます。初めて確定申告をする方にも使いやすいインターフェースが特徴です。
マネーフォワード クラウド確定申告
複数の銀行口座・クレジットカード・電子マネーの取引データを自動取得し、仕訳を提案してくれるクラウド会計ソフトです。確定申告書の自動作成機能があり、青色申告・白色申告の両方に対応しています。
マネーフォワード クラウド会計
法人・個人事業主向けの本格的なクラウド会計ソフトです。日々の記帳から決算書作成まで一気通貫で対応。AI自動仕訳機能により、使えば使うほど仕訳精度が向上します。
免責事項:本記事の情報は2027年2月時点のものであり、法令改正や制度変更により内容が変わる場合があります。実際の確定申告にあたっては、最新の国税庁の公式情報を必ずご確認ください。また、個別の税務相談については税理士等の専門家にご相談されることをお勧めします。本記事には一部アフィリエイトリンクが含まれていますが、記事の内容は筆者の独自の調査・分析に基づくものです。
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