この措置はあくまでも令和6年分の所得税・住民税に対する1年限りの特例であり、税制改正でも延長は行われていません。詳細は国税庁:定額減税Q&Aで確認できます。
「2024年の確定申告(2023年分)」「2025年の確定申告(2024年分)」「2026年の確定申告(2025年分)」の3つを混同しないよう注意してください。定額減税が適用されたのは2025年3月提出の確定申告(2024年分)のみです。2026年3月提出の確定申告(2025年分)には適用されません。
ぜいむたん


個人事業主・フリーランスへの直接影響3点
定額減税廃止によって、個人事業主・フリーランスの方が実際に影響を受ける点を3つに整理しました。会社員と比べて個人事業主は自分で対応しなければならないことが多いため、一つひとつ確認しましょう。
定額減税廃止:個人事業主への影響3点
申告書第一表の「特別控除の額」欄がなくなります。2026年用の申告書様式には定額減税の入力箇所が存在しないため、誤って記入することはできません。MFクラウド確定申告では自動で対応済みです。
2024年分の住民税には定額減税1万円(扶養あれば加算)が差し引かれていましたが、2026年6月に届く住民税通知書(2025年分)には同様の特例がありません。所得が変わっていなくても前年比で税額が増えたように見える点に注意が必要です。
MFクラウド確定申告は2026年用の申告書様式に自動対応しています。定額減税の入力欄が表示されないため、特別な設定変更なく正しい申告書を作成できます。過去データを引き継ぐ際も定額減税項目は自動除外されます。
特に②の住民税については、2024年の通知書と2026年の通知書を見比べたとき「なぜ税額が増えた?」と感じる方が続出することが予想されます。これは定額減税特例が終了したためであり、住民税の計算方法自体が変わったわけではありません。通知書を見て「計算が間違っている」と問い合わせる前に、定額減税廃止の影響かどうかを確認しましょう。






給付付き税額控除とは?2026年の最新スケジュール
定額減税の廃止と並行して、給付付き税額控除という新しい制度が順次実施されます。この制度は「税額から控除する部分」と「現金で給付する部分」を組み合わせたもので、特に低所得者層への支援強化を目的としています。
2026年は4万円給付が先行実施
2026年の実施状況については、政府方針としてまず4万円の給付が先行して実施され、税額控除の部分は当面見送りとなっています。つまり2026年に個人事業主・フリーランスが受け取れるのは「給付金(現金)」の形です。ただし給付付き税額控除には所得制限があり、全員が受け取れるわけではありません。詳細な所得基準については今後の政府発表を継続的に確認する必要があります。
所得制限以下の方
→ 給付付き税額控除(4万円給付)の対象者として手続きへ
所得制限超の方
→ 給付対象外(今後の制度変更を継続確認)
個人事業主は住民税の普通徴収のため、自治体からの通知に従い手続きが必要になる場合があります。マイナンバーカードを事前に準備しておくことを推奨します。
個人事業主と会社員で異なる給付タイミング
給付付き税額控除において、個人事業主・フリーランスと会社員では給付のタイミングや手続きが異なります。会社員(給与所得者)は住民税特別徴収のため、勤務先を通じて自動的に処理される部分がありますが、個人事業主は普通徴収のため、自治体から直接通知が来て自分で手続きを行う必要があります。
- マイナンバーカードを取得・更新しておく(給付金受取に必要な場合あり)
- 自治体からの通知書を見逃さない(2026年6月以降に届く予定)
- 確定申告書への記入は不要(給付は申告書とは別手続き)
- 最新情報は内閣府・総務省・自治体の公式サイトで随時確認






2025年申告 vs 2026年申告:どこが変わる?
2025年3月に行った確定申告(2024年分)と、2026年3月に行う確定申告(2025年分)の違いを具体的に確認しましょう。申告書の様式変更により、迷う箇所が出てくる可能性があります。
2025年申告(2024年分)vs 2026年申告(2025年分)比較
定額減税あり:申告書第一表に「特別控除の額」欄があり、本人1万円+扶養加算を記入。納付税額から直接控除。MFクラウドでは自動計算。住民税にも同様の特例あり。
定額減税なし:「特別控除の額」欄は廃止。申告書第一表の構成が変更。MFクラウドの2026年用申告書では入力欄が表示されない。住民税特例も終了。
2024年分は定額減税1万円(扶養加算あり)が差し引かれていた。2026年6月の通知書(2025年分)には定額減税特例なし。所得不変でも見かけ上の税額増に注意。
MFクラウド確定申告は年度ごとに申告書の様式を自動更新するため、2026年用の申告書には定額減税の入力欄が最初からありません。過去のデータを参考にする際は、2024年分(2025年3月申告)と混同しないよう注意しましょう。






MFクラウド確定申告での2026年申告の操作手順
MFクラウド確定申告を使って2026年(2025年分)の確定申告を行う場合の注意点と操作手順を確認しましょう。定額減税廃止による変更はソフトウェア側が自動対応しているため、ユーザーが特別な設定を変更する必要はありません。ただし、年度の切り替えや過去データの引き継ぎ時に確認すべきポイントがあります。
MFクラウド確定申告にログインし、申告年度として「令和7年分(2025年)」を選択します。前年(令和6年分)のデータが残っている場合、年度を間違えないよう必ず確認してください。トップ画面の年度表示を見れば即座に確認できます。
2025年分の申告書には「特別控除の額」(定額減税)の入力欄がありません。申告書プレビューを表示し、欄がないことを確認してください。もし過去の申告書データをコピーして使う場合は、定額減税の入力値が誤って引き継がれていないかチェックしましょう。
定額減税がなくなった以外は、例年通りの手順で申告書を作成します。事業収入・経費・各種所得控除(青色申告特別控除65万円など)を正確に入力し、電子申告(e-Tax)で提出しましょう。マイナンバーカードを使ったマイナポータル連携で申告がさらにスムーズになります。
なお、MFクラウド確定申告では年度更新後に前年データを引き継ぐ機能がありますが、定額減税に関連するデータは申告書様式自体がなくなるため自動的に問題が発生しません。ただし、自分で手動入力した摘要メモや備考欄に旧年度の情報が残っていないか確認する習慣をつけましょう。






よくある失敗・ミス3選:誤申告を防ぐために
定額減税廃止に関連して、個人事業主・フリーランスが2026年の確定申告で犯しやすいミスを3つ紹介します。事前に知っておくことで、誤申告のリスクを大幅に減らせます。
ミス①:2026年申告に定額減税を手動入力しようとする
最も多いミスは、「定額減税があるはずだ」という先入観から、申告書のどこかに手動で1万円を差し引こうとするケースです。MFクラウドなどのソフトを使わず、手書き・Excelで申告書を作成している方に特に多いパターンです。正しい方法は「2025年分の申告書には定額減税欄がないので何も記入しない」ことです。
2025年分の確定申告書に定額減税の控除額を無理やり記入すると、過少申告(納付税額の過少申告)となり、後日税務署から修正申告・更正処分を受ける可能性があります。不正申告ではありませんが、手続きの手間と精神的負担が大きくなります。
ミス②:給付付き税額控除を「確定申告で手続きする」と誤解する
「給付付き税額控除」という名称から、確定申告書に記入することで控除・給付を受けられると思っている方がいます。しかし2026年に先行実施される4万円の給付は、確定申告書への記入とは完全に別の手続きです。自治体から届く通知書に従って別途手続きを行う必要があります。確定申告書に欄がないことに気づいて「手続きを忘れた」と焦る必要はありません。
ミス③:住民税通知書の金額増加を「計算ミス」と思い込む
2026年6月に届く住民税通知書(2025年分)の金額が前年比で増えていると感じる方が多数出ることが予想されます。これは定額減税特例が終了したためであり、所得が変わっていなければ実質的な税率・計算方法は変わっていません。通知書を見て「計算が間違っている」と税務署や市区町村に問い合わせる前に、まず定額減税廃止の影響かどうかを確認しましょう。通知書の内訳欄や市区町村の説明ページで確認できます。






今すぐやること:誤申告防止3ステップアクションプラン
この記事を読んだら、以下のチェックリストを確認して今すぐ行動しましょう。定額減税廃止への対応は、早めに準備すればするほど確定申告時のミスを防げます。個人事業主・フリーランスの方は特に、自分で情報収集して対応する必要がある点を意識してください。
- 2026年3月の確定申告(2025年分)に定額減税がないことを認識した
- MFクラウド確定申告で「2025年分(令和7年分)」の申告書を開く準備をした
- 給付付き税額控除は確定申告とは別手続きであることを理解した
- マイナンバーカードを準備・更新した(給付受取に必要な場合に備えて)
- 2026年6月の住民税通知書が届いたら定額減税廃止の影響かどうかを確認する
- 国税庁・自治体の公式サイトで最新情報をブックマークした
上記チェックリストが全部終わったら、早めにMFクラウド確定申告で2025年分の申告書作成を開始しましょう。年間の収入・経費データを日頃から整理しておき、2月の申告開始と同時にスムーズに申告できる準備を整えておくことが重要です。青色申告の65万円控除を確実に活用することも忘れずに。






よくある質問(FAQ)
- 2026年の確定申告(2025年分)で定額減税は申告できますか?
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申告できません。定額減税は2024年(令和6年)分の所得税・住民税に対する1回限りの特例措置です。2025年分の確定申告(2026年2月〜3月提出)には定額減税の適用はなく、申告書に「特別控除の額」の入力欄自体がありません。MFクラウド確定申告では2026年用の申告書様式が自動適用されるため、誤って記入することはできません。手書き・Excelで申告する方は特に国税庁の最新様式を必ず確認してください。
- 給付付き税額控除の4万円給付はいつ・どうやって受け取れますか?
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2026年6月以降に自治体から通知書が届く予定です。個人事業主・フリーランスの場合、住民税の普通徴収のため、会社員(住民税特別徴収)とは手続きが異なります。自治体からの通知に従い、マイナンバーカードを用いた申請手続きが必要になる場合があります。確定申告書への記入は不要です。所得制限があるため、対象となるか事前に確認しましょう。詳細は今後の政府発表および自治体の案内に従ってください。
- MFクラウド確定申告を使えば2026年の様式変更に自動対応できますか?
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はい、MFクラウド確定申告は申告年度ごとに最新の様式を自動で適用します。2026年用(令和7年分)の申告書を選択すれば、定額減税廃止後の正しい様式が表示され、入力欄が自動的に更新されます。過去のデータを引き継ぐ際も、定額減税に関する項目は申告書様式自体がなくなるため問題が発生しません。手書きやExcelで申告している方は、特に国税庁の最新様式を確認してください。
- 住民税通知書が前年より高くなっていたら計算ミスですか?
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所得が変わっていなければ計算ミスではありません。2024年分の住民税には定額減税特例として1万円(扶養あれば加算)が差し引かれていましたが、2026年6月に届く住民税通知書(2025年分)には同様の特例がありません。そのため前年比で税額が増えたように見える場合があります。通知書の内訳を確認し、定額減税廃止の影響によるものかどうかを判断してから、問い合わせるかどうかを決めましょう。
定額減税廃止まとめ:2026年確定申告を正確に乗り切ろう
定額減税は2024年(令和6年)1年限りの特例措置でした。2026年3月提出の確定申告(2025年分)には定額減税の適用はなく、申告書に入力欄も存在しません。「まだあると思っていた」という誤解が最大のリスクです。この事実をしっかり認識することが誤申告防止の第一歩です。
2026年以降に順次実施される給付付き税額控除(2026年は4万円給付先行)は、確定申告書への記入では受け取れません。自治体からの通知に従い別途手続きが必要です。マイナンバーカードを事前に準備し、2026年6月以降の通知を見逃さないようにしましょう。
MFクラウド確定申告は年度ごとに申告書様式を自動更新します。2026年用の申告書を使えば定額減税廃止後の正しい様式で申告でき、誤申告リスクを大幅に削減できます。青色申告65万円控除も確実に活用して合法的に節税しましょう。






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この記事の監修
公認会計士試験合格者が在籍。税務・会計の実務経験に基づき、正確な情報提供を心がけています。
公認会計士試験合格者在籍、Big4監査法人・税理士法人での実務経験、財務省勤務経験
免責事項
本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、特定の税務判断を推奨するものではありません。具体的な税務・会計の判断については、必ず税理士・公認会計士等の専門家にご相談ください。記事の内容は執筆時点の法令・制度に基づいています。


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