MENU

判定から探す

軽油税は不課税|非課税との違いと勘定科目・仕訳・判定フロー

このページは〈消費税 課税区分インデックス〉の一部です。関連する論点を体系から確認できます。

目次

📌 この記事でわかること

  • 軽油引取税は「非課税」ではなく「不課税」――ただし無条件ではなく、3ステップの判定を満たした場合だけ
  • 領収証と給油先から課税区分を決める3ステップの判定フローと、ケース別の早見表
  • 軽油代と軽油引取税を分ける仕訳例(数値入り・令和8年4月以降の税率15円/Lで計算)
  • 「非課税」と「不課税」は何が違うのか――仕入税額控除と課税売上割合での扱いの差

対象読者:社用車・重機・運送車両の軽油代を経理する担当者、個人事業主/読了の目安:約7分

軽油引取税は非課税?それとも不課税? この疑問を持つ経理担当者は少なくありません。軽油を購入した際の経理処理で迷っていませんか?

結論から言うと、軽油引取税は「不課税」です。「非課税」ではありません。この違いを理解せずにレシート金額をそのまま課税仕入として処理すると、消費税の申告計算を誤ってしまいます。

なお、実務や検索では「軽油税」と呼ばれることが多いのですが、正式な税目の名称は、地方税法に定める「軽油引取税」です。この記事でも、読みやすさを優先して両方の呼び方を使っています。指しているものは同じです。

この記事では、軽油税の非課税と不課税の違いから、正しい消費税処理方法、勘定科目の選び方、仕訳例まで、実務で本当に必要な知識を分かりやすく解説します。

軽油税(軽油引取税)とは?基本的な仕組みを理解しよう

⛽ 軽油とガソリンの税金処理比較

⛽ ガソリン購入時

  • レシート総額をそのまま使用
  • 全額が課税仕入として処理OK
  • 仕訳:燃料費(課税)/ 現金

✅ 消費税区分:全額「課税仕入」

🚛 軽油購入時

  • レシートの内訳を必ず確認
  • 軽油引取税部分を分離
  • 軽油代:課税、軽油引取税:不課税

⚠️ 重要:軽油引取税は「非課税」ではなく「不課税」

両者の違いと課税売上割合での扱いは、国税庁タックスアンサーNo.6209 非課税と不課税の違いにまとめられています。

軽油引取税は、ディーゼル燃料である軽油の購入時に課される地方税です。一定の条件を満たす場合には、この税額部分に消費税がかからないという特別な扱いになっています(条件はこのあと詳しく見ます)。

一方、ガソリンに課されるガソリン税(揮発油税)は消費税の課税対象に含まれており、ガソリン代にはガソリン税も含めて消費税が課税されています。この違いを正しく理解することが、適切な経理処理の第一歩です。

ぜいむたん
あの…軽油とガソリンで税金の扱いが違うんですか?なんだか複雑で不安です…
イザーク
そうやねん。軽油とガソリンは税金の取り扱いが全然違うんや。軽油引取税は消費税がかからへん「不課税」やけど、ガソリン税は消費税の対象になってるねん。この違いを理解することが大切やで。

軽油税の税率と計算方法(不課税処理のための基礎知識)

2026年4月1日に税率が下がりました

軽油引取税の「当分の間税率」(旧暫定税率)は、令和8年4月1日に廃止されました。これにより、現在の税率は本則の1キロリットルあたり15,000円(=1リットルあたり15円)です。

軽油の引渡し月 税率
令和8年3月以前 1kLあたり32,100円(32.1円/L)
令和8年4月以降 1kLあたり15,000円(15円/L)

出典:東京都主税局「軽油引取税の当分の間税率(旧暫定税率)の廃止について」/北海道「軽油引取税」

税率は全国一律です(地方税法第144条の10)。都道府県ごとに税率が異なることはありません。なお、令和8年4月1日より前に行われた引取りには、引き続き32.1円/Lが適用されます。過去分をさかのぼって処理する場合は、引渡し月で税率を分けてください。

軽油40リットルを購入した場合の軽油引取税額は以下のようになります(令和8年4月以降)。

軽油引取税額 = 40リットル × 15円 = 600円

ぜいむたん
2026年4月から15円に下がったんですね。40リットルだと600円分が軽油引取税になるということですか?
イザーク
そうやねん!軽油引取税は都道府県が課す地方税で、いまは使い道を道路に限定しない普通税や(昔は道路特定財源やったけど、平成21年度の改正で一般財源化されてん)。この600円が重要なポイントで、この部分には消費税がかからへんから、経理処理の時に分けて処理せなあかんねん。ここを間違えると消費税の申告でミスが起こるで。

軽油税は「非課税」ではなく「不課税」が正解

軽油引取税は「非課税」ではなく「不課税」です。ただし、常に不課税になるわけではありません。国税庁は次のように示しています。

これに対して、軽油引取税、ゴルフ場利用税、入湯税は、利用者などが納税義務者となっているものですから、その税額に相当する金額を請求書や領収証等で相手方に明らかにし、預り金または立替金等の科目で経理するなど明確に区分している場合には、課税標準には含まれないことになります。

なお、その税額に相当する金額を明確に区分していない場合には、課税標準に含まれることになります。

国税庁タックスアンサー「No.6313 酒税、たばこ税などの個別消費税の取扱い」(根拠法令等:消基通10-1-11)

つまり、軽油引取税が不課税になるのは「明確に区分されている場合」に限られます。領収証に軽油引取税の内訳が出ておらず、総額しか記載されていない場合は、軽油引取税相当額も含めた全額が課税仕入れになります。

もう1つの条件:売り手が特別徴収義務者かどうか

国税庁は上記ページに、次の注書きを付けています。

(注) 軽油引取税は、その特別徴収義務者である特約店等が販売する場合(特約店等からその販売委託を受けてサービス・ステーション等が販売を行う場合を含みます。)は課税標準に含まれませんが、特別徴収義務者に該当しないサービス・ステーション等が販売する場合には、課税標準から軽油引取税を控除することはできません。

給油先が特別徴収義務者(またはその販売委託先)でなければ、たとえ領収証に「軽油税」と記載があっても、その分を課税標準から差し引くことはできません。この場合は全額が課税仕入れです。

実務では、まず領収証に軽油引取税の内訳表示があるかを確認し、次に給油先が特約店等かを確認する、という順番になります。内訳表示があること自体は、売り手が特別徴収義務者であることの証明にはなりません。特別徴収義務者に該当しない給油所でも、原価の内訳として「軽油税」と印字することはできるためです。国税庁が上記の注書きを置いているのは、こうした場合を想定してのことと考えられます。判断がつかない場合は、給油先に確認するのが確実です。

課税区分を決める3ステップ判定フロー

🔍 上から順に確認してください

STEP1 領収証・請求書に軽油引取税(軽油税)の内訳が記載されているか

記載がない(総額のみ)→ 全額が課税仕入れ。ここで判定は終わりです。

STEP2 給油先は特別徴収義務者(特約店等)またはその販売委託先か

該当しない→ 内訳の記載があっても全額が課税仕入れ。内訳表示は、売り手が特別徴収義務者であることの証明にはなりません。

STEP3 自社の帳簿でも軽油引取税相当額を区分して記帳するか

国税庁が示す「預り金または立替金等の科目で経理するなど明確に区分している場合」は、請求書を発行する売り手側の課税標準の要件です。買い手側でも、請求書の内訳に合わせて軽油代=課税仕入れ/軽油引取税=不課税と区分して記帳すれば、消費税の集計が正しくなります(科目は租税公課でも燃料費でもかまいません。区分すべきなのは消費税区分です)。

ケース 軽油代の部分 軽油引取税の部分
内訳の記載あり+特別徴収義務者から購入+区分して経理 課税仕入れ(10%) 不課税
内訳の記載あり+特別徴収義務者以外から購入 全額が課税仕入れ(10%)
内訳の記載なし(総額のみ) 全額が課税仕入れ(10%)

数値で確認する(令和8年4月以降・15円/L)

軽油を100リットル給油し、請求書の合計が18,000円、うち軽油引取税が内訳表示されているケースで考えます。給油先は特約店で、内訳を区分して経理しているものとします。

① 軽油引取税 15円/L × 100L = 1,500円(不課税)

② 課税仕入れになる部分 18,000円 − 1,500円 = 16,500円(税込)

③ ②の内訳 16,500円 ÷ 1.1 = 本体 15,000円/消費税 1,500円

検算 15,000円 + 1,500円 + 1,500円 = 18,000円

借方 金額 貸方 金額
車両費(課税仕入10%) 15,000円 現金 18,000円
仮払消費税 1,500円
車両費(不課税) 1,500円

税抜経理の場合の例です。税込経理であれば、車両費を16,500円と1,500円に分けて計上し、消費税は期末にまとめて処理します。軽油引取税の部分は「租税公課」で処理してもかまいませんが、いずれの科目でも消費税区分は不課税で統一してください。

なお、経理処理では軽油引取税分を「消費税なし(不課税)」として処理します。間違って「非課税」で処理しないよう注意してください。両者の違いは次章で整理します。

ガソリンと軽油の税金処理の違い(重要)
  • ガソリン:ガソリン税も含めた燃料代全体が消費税の課税対象
  • 軽油引取税:消費税の不課税取引として除外(非課税ではない)
  • 処理方法:軽油のレシートに軽油引取税の内訳表示があれば、その部分を不課税として分ける(内訳表示がなければ全額が課税仕入れ)

ガソリンを購入した場合は、ガソリン税も含めた燃料代全体が消費税の課税対象になるため、レシート記載の金額全額を課税仕入(課税対象)として仕訳計上して構いません。

一方、軽油の場合はレシートに「軽油税」として金額が明記されていれば、その部分は消費税の不課税取引(課税対象外)として除外し、残りの金額のみを課税仕入として計上します。明記がない場合は全額が課税仕入れになる点に注意してください。

軽油税で混同しやすい「不課税」と「非課税」の違い

軽油引取税のように消費税がかからない取引には「不課税」と「非課税」の2種類があります。どちらも一見「消費税がかからない」点では同じですが、税法上の扱いや計算上の扱いが異なります。

不課税取引とは

そもそも消費税の課税対象となる取引自体に該当しないものを指します。事業者が事業として対価を得て行う取引に当たらないものは消費税の対象外です。

  • 軽油引取税など各種税金の支払い
  • 補助金の受取
  • 寄附金
  • 国外取引

不課税取引は消費税法の適用範囲外のため、消費税の計算上もなかったものとして扱われます。

非課税取引とは

課税の対象となり得る取引ではあるものの、法律で消費税を課さないことと定められた特例的な取引です。社会政策的配慮などから消費税を課税しないこととされています。

  • 土地の譲渡
  • 住宅の家賃
  • 利子
  • 医療費(保険診療)

非課税取引は消費税の課税対象の枠内にありながら、政策的な理由で課税されないものです。帳簿上は消費税区分「非課税」として扱います。「税率0%」と説明されることがありますが、税率0%は通常は輸出免税を指す言い方で、非課税とは仕入税額控除の扱いが異なります。混同しないよう注意してください。

課税売上割合への影響

課税売上割合の計算(消費税の仕入税額控除に関わる計算)においても両者は扱いが異なります。

  • 非課税売上:原則として総売上高の分母に含める
  • 不課税取引:分母にも分子にも算入しない
  • 影響:非課税売上が多いと課税売上割合が下がり仕入税額控除が制限される

「不課税」と「非課税」の違い完全比較

🚫 不課税取引

そもそも消費税の課税対象となる取引に該当しないもの。消費税法の適用範囲外。

代表例

  • 軽油引取税
  • 補助金の受取
  • 寄附金
  • 国外取引
  • 給与・賞与

⭕ 非課税取引

課税対象となり得る取引だが、法律で消費税を課さないと定められた特例的な取引。

代表例

  • 土地の譲渡
  • 住宅の家賃
  • 利子・保険料
  • 医療費(保険診療)
  • 学校の授業料

🚛 軽油引取税の正しい処理

軽油引取税は「非課税」ではなく「不課税」が正解!
課税売上割合の計算にも影響しません。

軽油引取税は上記のうち「不課税取引」に当たります。しばしば軽油引取税を「非課税」と混同する人がいますが、正しくは「不課税」です。文字どおり課税されないのであって免除されているわけではない点に留意しましょう。

ぜいむたん
あの…軽油引取税は「非課税」と「不課税」のどちらが正しいんですか?どちらも消費税がかからないなら同じような気がするのですが…
イザーク
ええ質問やな!軽油引取税は「不課税」が正解やで。確かにどちらも「消費税がかからん」けど、税法上の扱いが全然違うんや。不課税は「そもそも消費税の世界に入らない取引」で、非課税は「消費税の世界には入るけど、政策的に課税せえへん取引」なんやで。軽油引取税は前者の不課税やから、課税売上割合の計算にも影響せえへんねん。

関連する判断消費税の仕組みと計算方法

軽油税の勘定科目の選び方と実務のポイント

軽油引取税の経理処理で迷いやすいのが勘定科目の選択です。実務では、業種や使用目的、社内の会計方針によって様々な勘定科目が使用されています。

ぜいむたん
軽油の勘定科目って燃料費だけじゃないんですか?車両費や旅費交通費も使えるなんて知りませんでした…
イザーク
実は軽油の使い方によって科目が変わるんやで。建設現場の重機なら燃料費、運送業のトラックなら車両費、営業車なら旅費交通費っていう感じや。大事なのは会社で統一して使うことと、軽油引取税部分を不課税で処理することやねん。

主要な勘定科目パターン

軽油購入時に使用される主な勘定科目は以下の通りです:

燃料費で処理するケース(最も一般的)

製造業や建設業など、重機や機械で軽油を使用する業種で最も多く採用される科目です。

  • 製造現場での重機燃料
  • 建設現場での機械燃料
  • 農業での農機具燃料
  • 発電機などの燃料

軽油代と軽油引取税をまとめて「燃料費」として処理し、消費税区分だけを分ける方法が実務的です。

車両費で処理するケース(運送業に多い)

トラックやバスなど車両運行が主業務の企業で採用されることが多い科目です。

  • 運送業のトラック燃料
  • バス事業の車両燃料
  • タクシー業の車両燃料
  • 営業車両の燃料

車両関連費用を一括管理したい場合に便利です。車検代、保険料、修理費と合わせて管理できます。

旅費交通費で処理するケース(営業活動中心)

営業活動や出張での軽油使用が中心の企業で採用される科目です。

  • 営業車での顧客訪問
  • 出張時のレンタカー燃料
  • 配送業務での燃料
  • サービス提供での移動費

電車賃、高速代、宿泊費と合わせて出張費用を一元管理できるメリットがあります。

軽油税部分の勘定科目の選び方

軽油引取税部分については、以下の2つの処理方法があります:

軽油引取税の処理方法
  • 分離処理:軽油代と軽油引取税を別々の科目で処理
  • 同一科目処理:軽油代と軽油引取税を同じ科目内で消費税区分だけ分ける

どちらの方法でも消費税計算に影響はありませんが、管理のしやすさや会計ソフトの設定によって選択しましょう。

分離処理の場合:

  • 軽油代:燃料費(課税)
  • 軽油引取税:租税公課(不課税)

同一科目処理の場合:

  • 軽油代:燃料費(課税)
  • 軽油引取税:燃料費(不課税)

関連する判断個人事業主の経費一覧

軽油税の仕訳|軽油購入時の具体的な処理例

実際に軽油を購入した際の仕訳処理を、具体的な例を使って詳しく解説します。軽油引取税分を切り分けて仕訳することがポイントです。

基本的な仕訳例

例:軽油を40リットル購入し、レシートに軽油引取税の内訳が表示されているケース。軽油本体が1リットルあたり120円(税抜)、軽油引取税が1リットルあたり15円です(令和8年4月以降の税率)。

※ 1リットルあたりの支払額は120円+15円+消費税12円=147円になります。

レシートには以下のような内訳が記載されます:

  • 軽油本体(税抜価格): 4,800円(120円 × 40L)
  • 軽油引取税: 600円(15円 × 40L)
  • 消費税(10%): 480円(4,800円 × 10%)
  • 合計: 5,880円
(借方)燃料費
4,800円
(貸方)現金
5,880円
(借方)租税公課
600円
(借方)仮払消費税
480円

この例では、課税仕入れになるのは軽油本体の4,800円だけです。軽油引取税600円は不課税として、消費税の計算から外します。

レシートに軽油引取税の内訳がない場合の仕訳

同じ40リットルでも、レシートが「軽油代」の総額しか書かれていない場合は扱いが変わります。前章のとおり、明確に区分されていない軽油引取税は課税標準に含まれるためです。この場合、軽油本体4,800円と軽油引取税600円を合わせた5,400円が課税標準になり、消費税は540円、請求総額は5,940円になります。

(借方)燃料費
5,400円
(貸方)現金
5,940円
(借方)仮払消費税
540円

同じ40リットルの給油でも、区分表示の有無で仕入税額控除の対象が変わります。内訳ありの場合の仮払消費税は480円、内訳なしの場合は540円で、差額は60円です。ただし本則課税の課税事業者であれば、この60円で損得は生じません。内訳なしの例では支払総額も60円増えており(5,880円→5,940円)、増えた仮払消費税は仕入税額控除で回収されるため、正味の負担はどちらも5,400円で同じです。差が実際の負担になるのは、仕入税額控除を使えない免税事業者と、実際の仕入税額を使わない簡易課税を選択している事業者の場合です。

※ 内訳なしの例で請求総額が5,940円になるのは、軽油引取税分も課税標準に含めて消費税を計算するためです。同じ給油でも、売り手の請求方法によって支払総額そのものが変わります。

実務での確認手順
  1. レシート・請求書に軽油引取税の内訳表示があるか確認する
  2. 内訳表示があれば、その金額を不課税で分けて処理する
  3. 内訳表示がなければ、全額を課税仕入れとして処理する
  4. 給油先が特別徴収義務者かどうか判断がつかない場合は、給油先に確認する

掛けで継続的に給油している場合は、請求書の様式を1度確認しておけば、以後は同じ処理で回せます。

よくある質問(FAQ)

軽油税は非課税ですか、不課税ですか。
不課税です。軽油引取税は、給油先が特別徴収義務者で、かつ請求書やレシートで税額が明確に区分されている場合、消費税の課税標準に含めません。消費税法上の「非課税取引」(消費税法別表第二)には該当しないため、区分としては不課税になります。区分表示がない場合は課税標準に含まれ、全額が課税仕入れです。
軽油税の勘定科目は何を使えばよいですか。
決まりはありません。軽油代と同じ勘定(燃料費・車両費・旅費交通費など)にまとめて消費税区分だけ不課税に分ける方法と、軽油引取税部分だけ租税公課で分ける方法のどちらでも問題ありません。大切なのは社内で処理を統一することです。取引先別や車両別に燃料コストを見たい場合は前者、税負担額を把握したい場合は後者が向きます。
軽油税と軽油引取税は違う税金ですか。
同じものです。正式名称は地方税法上の「軽油引取税」で、「軽油税」は通称です。なお、ガソリンにかかる揮発油税(ガソリン税)とは扱いが異なり、ガソリン税は消費税の課税標準に含まれます。同じ燃料でも処理が変わる点に注意してください。
レシートに軽油税の内訳がありません。どう仕訳しますか。
区分表示がない場合は、軽油引取税を含めた総額が課税標準になります。したがって支払総額から消費税を割り戻し、全額を課税仕入れとして処理します。無理に自分で15円/Lを掛けて分けないでください。区分の有無は売り手の請求方法で決まるため、継続的に給油している先であれば、請求書の様式を一度確認しておくと以後は同じ処理で回せます。
軽油税の税率はいくらですか。
令和8年4月1日に「当分の間税率」(旧暫定税率)が廃止され、現在は本則の1キロリットルあたり15,000円、つまり1リットルあたり15円です。令和8年3月31日以前の引渡し分は旧税率で計算されているため、期をまたぐ請求書を処理するときは引渡し日を確認してください。

まとめ:軽油税の処理は「区分表示があるか」で決まる

軽油税(軽油引取税)の消費税区分は、税目そのものではなく請求書の書き方で決まります。次の手順で確認すれば、迷わず処理できます。

STEP
レシート・請求書に軽油引取税の内訳があるか見る

ここが分岐点です。内訳表示があれば不課税で分けられ、なければ全額が課税仕入れになります。

STEP
給油先が特別徴収義務者か確認する

元売業者・特約業者からの購入かどうかで扱いが変わります。判断がつかない場合は給油先に直接聞くのが確実です。

STEP
勘定科目のルールを社内で決めて統一する

燃料費にまとめて税区分だけ分けるか、租税公課で切り出すか。どちらでも構いませんが、途中で変えると年度比較ができなくなります。

STEP
継続取引は請求書の様式を一度確認しておく

掛けで毎月給油しているなら、様式さえ押さえれば以後は同じ処理で回せます。毎回レシートを見比べる必要はありません。

イザーク
要するに、レシートに軽油引取税って書いてあるかどうかを見るだけやねん。書いてあったらそこだけ不課税、書いてなかったら全部課税仕入れ。それだけ覚えといたらええで。今日の授業は終わり!また来てや!!

会計ソフト比較

結局、自分に合う会計ソフトはどれ?

freee・マネーフォワード・弥生を、料金・機能・使いやすさで比較しました。確定申告も日々の記帳も、あなたに合う1本が見つかります。

会計ソフトを比較する →

イザークコンサルティング

記事執筆代行・Web/LP制作

公認会計士試験合格者が、専門性とSEOを両立した記事制作と、WordPress×SWELLのWeb/LP制作までワンストップで対応します。

▶ 記事執筆代行を見る
▶ Web・LP制作を見る

BOOTH

業務特化ワークスペース4本バンドル

ブログ/SEO・note・SNS(X)・LP制作 の4業務をClaude Codeで自動化する効率化セット。

BOOTHで見る →

本記事は2026年9月時点で公表されている法令・通達および国税庁・各都道府県の公表資料(国税庁タックスアンサーは令和7年4月1日現在法令等)にもとづく一般的な解説です。軽油引取税の課税区分は、給油先が特別徴収義務者に該当するかどうかや請求書の記載内容によって結論が変わります。個別の取引の判断や申告にあたっては、顧問税理士などの専門家にご相談ください。

この記事を書いた人

イザーク|公認会計士試験合格者

国税庁のタックスアンサー・通達や各都道府県の公表資料など、一次ソースを確認したうえで実務目線で解説しています。詳しい経歴はプロフィール・公認会計士試験受験記をご覧ください。

※広告(アフィリエイトリンクを含みます)

税理士をお探しの方へ

複数の税理士を無料で比較。相場より安く、依頼先の変更もできます

「税理士ドットコム」なら、あなたの条件に合う税理士を無料で紹介。複数の見積もりを比較でき、費用を抑えたい方・今の税理士を変えたい方にも対応。相談は何度でも無料です。

運営は東証プライム上場の弁護士ドットコム株式会社(証券コード6027)。上場企業が運営するサービスなので、はじめての方でも安心して利用できます。

無料で税理士を探す →

本記事は執筆時点の情報提供を目的としたものです。個別の取扱いは税理士・社会保険労務士等の専門家にご確認ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次